6月18日 バリアのない(accessible),手が届きやすく(affordable)維持可能な(sustainable)社会(society)の実現を妨げているもの

2011-06-18

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これは、6月16日の話の続きです。

汚染の事実の隠蔽、見殺しの黙殺、それによって「人間は動けなければおしまい」という風潮に隠然と拍車がかけられ、優生思想は不可視化しつつ根深く浸透しています。これこそが、バリアのない(accessible),手が届きやすく(affordable)維持可能な(sustainable)社会(society)の実現を妨げ続けていくことになるのです。

阪神大震災のときから仮設住宅のバリアフリーを求める声が上がり、あれから何回かの震災もあり当然ながら経験知の蓄積が大いに生かされ、ユニバーサルデザインの仮設住宅が今回こそ当初から計画されるものだと期待していました。しかし、残念なことに東日本大震災の現在に至っても、早くから当事者団体から要望したにもかかわらず現実には(少なくても郡山市近辺では)そういう合理的配慮など後回しにされ、どんどん仮設住宅の建設が進んでいます。
「自宅はバリアフリーだったが、帰れないので困っている。」という声もあり、「車椅子対応」の仮設住宅に入居した人からも「ドア入口が狭い、車いすで行けない場所にある」ということで入居を断ったという声も被災地では聞こえています。 5月9日 被災地障がい者支援センターふくしま に、「病院に入院中だが、退院後は長距離の移動に車椅子を必要とする生活となり通院治療も必要で、自宅が避難指定区域なので帰れずに困っている。」という相談がありました。この時も現実のニーズは仮設住宅では対応できず改修可能な民間住宅を探そうとし、結局県外移住になりました。このケースのように、バリアフリーは何も障害者のだけが必要な事ではないのです。
阪神大震災の時も、被災者の中にはストレスから健康を害する人が多かったと聞きます。家を失い・家族を失い・会社や仕事も失った苦境から、日夜を問わず必死にがんばって立ち直った矢先に、脳血管障害などで中途障害者となった壮年期の人が沢山いました。震災後に改築・新築した我が家で暮らそうとしても、玄関から家中がバリアだらけで、移動が困難または車椅子生活になるや家には帰れない。施設暮らしを余儀なくされた人たちも多かったようです。「まさか自分がこうなるとは・・・・」異口同音に語られてきたこのフレーズが示している教訓は生かされているのでしょうか?

現に避難所で診察をしている医師も言っていました「ストレスからでしょうか、高血圧の人が非常に増えています。」と。

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